なすの揚げ煮を色よく仕上げる方法「なすの健康効果」

 
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なすの揚げ煮「健康効果」

今回は、なすの揚げ煮の作り方と薬効をご紹介したいと思います。

なすを色よく煮る方法

なすの揚げ煮レシピ

「作り方」

【1】なすを縦半分に切り分けて、2ミリ間隔で深さ半分までの切り込みを入れてください。

【2】そして、水1000㏄に対して耳かき2杯程度のミョウバンを入れた「ミョウバン水」の中になすを約30分間浸け、アクを取って色がきれいに出るようにします。

なすを、ミョウバン水に入れると浮いてきますので、落し蓋や水を入れたバット、キッチンペーパーなどで全体が浸かるようにしてください。

【3】「煮汁の割合」

だし:醤油:みりん:砂糖

⇒【6:1:1:0.5】

この割合で煮汁を合わせて、その中にたかの爪をごく少量加えてからひと煮立ちさせ、よく冷やしてください。

注、たかの爪は入れ過ぎると辛くなりますので少量でかまいません。

【4】そして、先ほどミョウバン水に浸けたなすの水分をしっかりと切って、 低温(150~160℃)の油で下揚げをしてください。

■ 揚げ時間の目安は約3分程度です。

【5】このあと、下揚げしたなすに熱湯をかけて油抜きをし、水気をよく切ってから先ほど冷やしておいた煮汁に浸けてください。

【6】そして、このまま約半日ほど味をなじませると「なすの揚げ煮」の完成です。

なすを揚げるときの注意点

■ なすを揚げる前にしっかりと水分を切っておかないと、油が跳ねて危ないですから、水気を十分に切り、やけどをしないように揚げてください。

そして、揚げ油の温度が高いと一気に色が悪くなりますので、高温で揚げないようにしてください。

また、揚げる時間が長いときれいな色に仕上がらず、こちらもなすに色がつく原因になりますので注意してください。

「ミョウバン水に浸けた揚げ煮の場合、若干ですが皮が固くなって味も少し落ちます」

なすの健康効果

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「からだを冷やしてくれる夏の低カロリー野菜」

ナス科の一年草で、原産国はインドとされています。

そして、この野菜の学名にはリンゴに似た実をつけるという意味があり、英名「eggplant」の方は「卵形の野菜」ということからつけられています。

効能

「ガン、高血圧、動脈硬化、のぼせ、脳出血など」

「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがありますが、これは、美味しいから嫁に食べさせないとする意味のほか、からだを冷やすので気温が低くなる秋に食べさせて流産などをさせないようにという意味もあります。

このように、なすはからだを冷やす野菜ですが、これを利用すると「のぼせ」や「ほてり」に有効です。

また、血圧を下げる働きや、毛細血管を丈夫にして脳出血を予防する働きもあります。

ほとんどが水分で低カロリーというのもダイエット中の人にはありがたい食材です。

そして、なすの皮に含まれるナスニンという成分がコレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ作用もあります。

そのほか、アルカロイドやフラボノイドなどの抗ガン作用のある成分も認められています。

効果的で簡単な食べ方

ほかの野菜と一緒に油で炒めて

なす自体に栄養はあまりありませんが、ほかの緑黄色野菜と合わせて食べると栄養のバランスがよくなります。

そして特に、なすは炒め物にすると油をよく吸収するので、油分をとりたいときには効果的です。

なすの揚げ煮を作る参考にしてください。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。