料理に欠かせない食塩の種類4つ【用途と注意点とは】

 
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食塩の種類4つ「用途と注意点」

今回は食塩の種類と用途についてご紹介したいと思いますので参考にしてください。

食塩の種類4つ、用途と注意点

しょくえん「食塩」

食塩にはいろいろな種類や、それぞれに合った使い方があります。

とくに繊細な日本料理ではどれも同じで良いというわけにはいきませんので、調理の用途に合う塩でよりおいしく、そして効率良く塩を使いこなしてください。

また、味つけが上手くいった場合に良い梅塩(あんばい)だといいますが、この言葉も塩の味加減からきている言葉です。

【関連】⇒和食「塩の使い方4つと効果」

食塩の種類

【食塩・並塩】

海水からとった普通の塩で並塩は純度が95%です。

これを精製した食塩は純度が99%以上で、多少の水分やにがり成分を含んでおり、料理用、漬けもの用などいろいろな用途があります。

そして、漬けものや焼きものなどは素朴な並塩の方が良い場合が多いです。

【精製塩】

原塩(海水からとる輸入天日塩)を再溶解し再製・加工したもので、成分そのものは食塩・並塩と変わらないのですが、純度が99.8%以上と高くて粒が細かいです。

そして、食塩の味より純粋な塩味そのものだけを求める調理や加工食品に多く使われています。

とくに純度の高い特級精製塩は、なめらかさが品質の要になるマヨネーズやバター専用で使用されます。

そして、食卓塩には卓上で湿気が入るのを防ぐために塩基性炭酸マグネシウムという物質が加えてありますので、サラサラとしていますが調理に使うとすまし汁が濁ったりします。

食卓塩は吸い地(吸い物のだし)には適していないといわれるのは、この塩基性マグネシウムが加えてあるためです。

また、塩化ナトリウムの純度が高く、その分にがり成分が少ないので味には食塩のようなコクや他の旨味は乏しいです。

【キッチンソルト・クッキングソルト】

食卓塩と同系列の塩基性炭酸マグネシウムを加えた製品で、吸湿性を防ぎながら食卓塩よりも純度を高くて粒が細かい塩です。

そして、クッキングソルトでは塩基性炭酸マグネシウム量を減らし、包装の単位は大きくしてあります。

【漬け物塩】

食塩の純度は低いですが、にがり成分は多いです。

そして、漬け物の味の成分でもあるリンゴ酸、クエン酸を加えてありますので、普通の食卓塩よりも漬け物の味を良くすることが期待できます。

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料理作りや塩味をつける際などにお役立ていただければ幸いです。

次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。