食用油の種類と特徴~【食材】植物から取り出した液状の油脂

 
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食用油の種類と特徴

植物から取り出した液状の油脂

今回は、食用油の特徴についてご紹介したいと思いますのでお役立てください。

食用油にする油の作り方や種類・特徴

食用油とは?

植物の種子から採取した液状の油脂のことを食用油といいます。

(動物性の固体油脂は食用脂と呼んでいます)

この食用油の原料になるものは種類が多く、大豆や菜種、ごまなどがあります。

【食用油材料になるもの】

大豆・菜種・ごま・とうもろこし・米ぬか

綿実・落花生・ヒマワリ・紅花(サフラワー)など。

「作り方」

食用油は、種子から出る油を分離して作られ、3つの製法があります。

1.機会を使った圧搾法(しぼること)

2.ヘキサンと呼ばれる油脂を溶かす有機溶媒による抽出法

3.圧搾したあとに、抽出する併用法

「種類と特性」

食用油は、元になる原料の特色を消すように精製され、ブレンドも行われています。

そのため、ごま油やサフラワーなど、原料の特色を強調しているもの以外は、天ぷら油や白絞油(しらしめゆ)、サラダ油のように原材料名で呼ばれることは少ないです。

白絞油(しらしめゆ)とは、精製した菜種油や大豆油などのことです。

料理の風味づけに使用する「ごま油」は、香りを生かすために極端な精製はされておらず、原料の香りを強調して作られています。

また、サラダ油は冷却しても濁らないように低温で固まる部分を除いて作られています。

「乾性油と不乾性油」

油脂を空気中に放置した場合に、固く乾いた状態になりやすいものを「乾性油」といい、その中間のものを「半乾性油」、いつまでもしっとりとしているものを「不乾性油」といいます。

乾性油 大豆・サフラワー油など
半乾性油 菜種・とうもろこし油など
不乾性油 オリーブ油など

しっとりとした「不乾性油」は、天ぷらや揚げ物には向いておらず「乾性油」は、酸化が進みやすいのが特徴です。

そこで、揚げ油は大豆、菜種、とうもろこしなどの材料をブレンドして作られています。

食用油には、これらの特徴があり独特の製法で作られています。

最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。