食塩の特徴と美味しく感じる塩分濃度!
今回は食塩の特徴や塩分濃度についてご紹介したいと思いますので参考にしてください。
また、人が塩を口にしたときに美味しいと感じる塩分濃度も掲載しておりますので料理作りにお役立てください。
食塩の特徴と美味しく感じる塩分濃度
日本料理で一番多く使う調味料の食塩とは
食塩とは食用となる塩のことをいい、塩化ナトリウムを主成分とする調味料で、生理的にみても欠かせない物質です。
そして、人間の食用に用いられた物の中でも歴史が最も古い物質のひとつといわれています。
食塩を作る資源として海水、岩塩、塩湖がありますが、日本では岩塩、塩湖などの天然資源がないために海水を素に製造されています。
塩の特徴
食品を動物性、または植物性に分けた場合、塩はそのどちらにも入らない唯一の鉱山性食品です。
そして、塩は味つけの基礎となる調味料で甘味、酸味など、他の味をつける料理にも欠かせません。
栄養面や味の上で他の物では代用できない調味料なのですが、味の主になることよりも脇役、あるいは他の味を引き立たせる存在として使われることが多いです。
味つけをする際の塩分濃度
味つけをする場合の適量は、口に入れたときの濃度が0.8~1.0%前後が理想とされます。
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塩分濃度と味つけのコツ
調味料の適量は人体の体液の濃度とほぼ同じが良いといわれています。(生理食塩水の濃度)
この生理食塩水と同じくらいの濃さが、先ほどの約0.8~1.0%前後になる濃度です。
また、食べ物の中には梅干しや塩辛などのように食塩が20~30%も含まれる食品がありますが、これらのものは単独で食べることは少なく、そのまま口に運ぶ料理で美味しく感じる濃度は約1%前後です。
そして、煮物を作るときの煮汁の場合は、そのまま飲むのではなく具と合せて口に運びますので約2%前後の濃度にするのが理想で、いずれも食べるときの最終濃度が約1%になるように味つけすると、ちょうど良い塩加減になります。
■ 味つけをする際に塩味を濃くつけ過ぎると直りにくくなります。そして、湯や水で薄めると、だしの味まで薄くなりますので、初めからたくさん入れ過ぎないようにして味をみながら調節すると、料理で失敗することが少なくなります。
塩の作り方~製造方法
塩の原材料は地中海の岩塩がもっとも多く、その次が海水、そして3番目に塩湖や塩泉の濃い塩水と続きます。
海水塩は昔から塩田で海水を乾燥させて作っていましたが、昭和46年に廃止され、昭和47年からは天日に代わるイオン交換膜法という方法で海水を濃縮して食塩濃度を高め、それを煮詰めて結晶化させるようになりました。
塩田法もイオン交換膜法も海水を濃縮するところまでは異なりますが、そのあとの結晶化は同じ方法で作られています。
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今回は塩の特徴、濃度、作り方についてご紹介いたしました。
塩分濃度は味つけをするのに大変重要な役割がありますので、料理を作られる際の参考にしていただければ幸いです。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。