誘電加熱(ゆうでんかねつ)とは【和食の雑学、豆知識集】

 
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調理における加熱操作【誘電加熱】

和食の雑学、豆知識

誘電加熱(ゆうでんかねつ)とは

電子レンジによる加熱方法のことで、この加熱調理を誘電加熱、またはマイクロ波加熱といいます。

加熱の仕組み

マグネトロンという特殊な真空管から発射するマイクロ波に属する極超短波(ごくちょうたんぱ)により、高周波電界を形成します。

電界とは、電気の作用が働く場所や領域のことです。

この電界中に水分を含んだ食品をおくと、食品中の水分子が振動を起こし、その運動で熱が生じて食品自身が発熱します。

■ 水分を含んでいない材料を電子レンジで調理しても熱は発生しません。

【余談】マイクロ波に属する極超短波(ごくちょうたんぱ)は、地デジ放送や携帯電話にも使われています。

【関連】

【他の加熱調理操作】

湿式加熱(しっしきかねつ)

乾式加熱(かんしきかねつ)

電磁誘導加熱(でんじゆうどうかねつ)

加熱操作の分類【4つの調理方法】