春の食材「蛤(はまぐり)」
今回は、はまぐりの吸い物を作るときに食べやすくする「かくし包丁」をご紹介したいと思いますので、椀物の献立や和食調理にお役立てください。
和食のかくし包丁
椀物の調理法「はまぐり編」
【1】最初に、はまぐりに火を通して、身を殻から取り出してください。
■ はまぐりに火を通したあと殻から身を取り出しておくと、吸い物を食べるときに貝を手で持たなくてすみ、食べやすくなります。
【2】次に、貝のかたい部分に切り込みを数か所入れてください。
「この部分が少しかたいです」
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【3】そして、殻の中にもどしていただくと「はまぐり椀の下処理(かくし包丁)」が完了です。
はまぐり、たけのこ
花弁人参、大根、わかめ
菜の花、こしょう
■ はまぐりの吸い物の香り(吸い口)には「こしょう」がよく合い「ゆず、木の芽」などと同じように使えます。
吸い口(すいくち)とは
吸い物、汁物の香りに用いる木の芽、ゆず、しょうが、溶きがらし等のことです。
【参考】
今回は、はまぐりのかくし包丁をご紹介いたしましたが、身に火を通しすぎると全体がゴムのようにかたくなりますので、貝が開いたあとは素早く取り出してください。
他の下処理につきましては≫「下ごしらえ関連一覧」に掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。