違い箸(ちがいばし)
和食の料理用語集
違い箸(ちがいばし)とは
木と竹などの材質が異なる箸を一対にして使うことをいいます。
火葬した後の遺骨を拾うときに違う箸を一対にして用いることから忌み嫌われ、弔事(ちょうじ)の御骨拾いでは竹と木の箸を使用するため「竹木箸」とも呼ばれます。
■ 火葬後の遺骨を拾うときには、箸から箸へと遺骨を渡して骨壺に納めます。
この作法は、無縁慈悲集の中で「親の遺骨を兄弟が相争って挟みあうのは考のはじまりなり」といわれたことより伝わったとされます。
また、木と竹の違い箸についても無縁慈悲集で「一木一草ことごとく仏性あり、よって木と竹の箸で骨を拾うなり」と伝えたとされます。
このことから、現在でも木と竹の箸で収骨する作法が残っている地域が多いといわれます。
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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。