和食の焼き物調理法【鯛のかぶと焼き】
今回は鯛(たい)の頭を焼いた「かぶと焼き」の簡単なコツを2つご紹介したいと思いますので、焼き物の献立や春の料理にお役立てください。
和食の焼き物調理とコツ
鯛の頭で作る「かぶと焼き」
焼くときの簡単なコツ2つ「下処理」
1、焼く前に霜降りしてうろこを取る
2、目の部分だけ強めの塩をあてて焼く
①霜降りしてうろこを取りのぞく
魚を調理する場合、焼き物に限らず「うろこ」を十分に取ることは、食事のさいに不快感をおさえるための基本手順になります。
「霜降り手順」
鯛を熱湯に入れて約5秒間、加熱したあと、冷水にとってください。
そして、手をけがしないようバターナイフやスプーンなどを使って、うろこを隅々まで取りのぞくと完了です。
注:鯛の骨は太くてかたいため、素手で作業すると手を切る場合がありますので、必ず道具を使ってください。
また、うろこが取りにくい部分は、もう一度、熱湯に通してください。
■ 霜降りとは魚介類や肉類を、さっと湯に通して汚れ、うろこ、生臭さを取る手法のことで、霜がおりたように白くなるところから、この名があります。
②目の部分だけ強めの塩をあてる
目の部分はゼラチン質や水分が多いため、身と同じ量の塩では生臭さが残ったり、塩気がたりない場合があります。
そして、塩味がうすくて生臭いという理由から、目を嫌う方もおられますので、身の約2倍の塩をあててください。
そうすると、焼いたときに身の部分と同じていどの味加減に仕上がります。
※ 鯛の大きさが2㎏を超える場合は、塩をもう少し強めにあててください。
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今回は、かぶと焼きのコツをご紹介いたしました。
他の焼き物調理につきましては≫「焼き物レシピ一覧」に掲載しておりますのでお役立てください。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。