上身(じょうみ)とは
今回は【魚と鶏肉】それぞれの上身の意味をご紹介したいと思いますので、和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。
和食の料理用語集
上身(じょうみ)とは
骨や内臓などの不可食部を取りのぞいて、そのまま調理して食べられる状態に処理した身のことをいいます。
魚の上身
魚を3枚におろして、血合いや中骨、腹骨、小骨などを取りのぞいた正味の身をさします。
■ じょうみと、うわみの違い ■
また、同じ漢字を書く上身(うわみ)とは混同されやすいですが、こちらは魚を盛りつけるさいに頭を左にして腹を手前に向けると、中骨を挟んで左側の身が上になります。
この状態から左側の身が上身(うわみ)となり、右側の身は下身(したみ)という呼び方をします。
鶏肉の上身
鶏肉の場合は、各部位に切り分けたそれぞれの肉を総称したいい方です。
鶏は上身という言葉よりもモモ肉、ムネ肉、ささ身などと呼ばれることが多く、不可食部を取りのぞいたモモ肉をモモの上身、そしてムネ肉はムネの上身といういい方をします。
他の上身
そして、鴨、うずら、すっぽんなども鶏肉と同じ状態の身をいいます。
また、海老、かに、貝類の場合は殻を外した状態を「上身」と呼び、【殻をむいた上身を塩水につけておき・・・そして、この上身を油で揚げから・・・】という使い方をします。
【関連】
≫献立別の料理用語集
今回は上身の意味をご紹介いたしました。
他の雑学につきましては≫「料理の雑学、豆知識一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。