阿茶羅漬け(あちゃらづけ)の語源、意味、由来【料理の雑学、豆知識集】

 
■ 当サイトをご覧の方々並びに全国の皆様におかれましては、お身体に十分注意していただきたく存じます。
 
【動画を見る】

阿茶羅漬け(あちゃらづけ)の意味

今回は本サイトの【料理用語集】から阿茶羅漬けをご紹介したいと思いますので、献立作成の参考にされてはいかがでしょうか。

和え物の料理用語集

阿茶羅漬け(あちゃらづけ)とは

甘酢や甘味をきかせた合わせ酢を用いて数種類の材料を漬け込んだ野菜の甘酢漬けのことで、唐辛子を使うのが特徴です。

■ 複数の材料を甘味をきかせた合わせ酢で和えた料理は「あちゃら和え」といいます。

あちゃらの語源、由来

ペルシャ語の「アチャル」が由来とされるポルトガル語の「アチャール」が語源といわれており、野菜や果物の甘酢漬け、または漬物を意味する言葉です。

しかし、元々の言葉である「アチャル」自体の意味が明確に表されておらず、その理由として現代のペルシャ語がアラビア語の影響を多く受けていることが挙げられます。

これは、古い時代に力を持つ人々によって行われた領地の獲得競争であったり、宗教的に強い国の文化や言葉を別の地方が取り入れ、近代までそのまま伝わっているという事例が世界各国に多数存在します。

そうした影響から、ペルシャ語の元々の意味が現代では大きく変化しているという経緯があるためです。

【補足】南蛮と呼ばれる国々から伝わった料理である「オランダ煮」や「南蛮漬け」も唐辛子を使うことが特徴ですので、あちゃら和えも同様の経緯で伝わった可能性が高いと考えられます。

日本料理でのあちゃらの意味の解釈

あちゃら漬けや、あちゃら和えは甘味をきかせた酢と唐辛子を用いますが、単一食材での調理というよりもほとんどの場合が数種類の材料を使います。

したがいまして、料理人の間では「いろいろな材料を取り合わせる」という意味で解釈されていることが多いですが、この意味も古い時代のある調理人が自身の解釈を広めたものが現代まで伝わっているという可能性があります。

他の国では

ひとつの例としてインドでは「アチャール」という甘酢漬けが多く作られており、英語のピクルス(正しくはピックルズ)とほぼ同様のものや意味として用いられています。

【万能合わせ酢】料理屋の作り方を簡単にしましたのでお役立ていただければ幸いです

【関連】

【酢の物に役立つ野菜の飾り切り】今回は本サイトでご紹介しております【飾り切り】から、酢の物に使える切り方をまとめましたので、盛りつけ飾りや和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。■各切り方に移動いたします。
酢の物用あわせ酢割合50音順一覧
今回は本サイトや姉妹ブログでご紹介しております料理用語をまとめましたので、献立作成や和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。和食の語源、意味、由来【項目別の料理用語集一覧】■各 料理用語に移動いたします。

和食の献立、料理用語集

献立別の料理用語集一覧へ

焼き物手法と串の打ち方一覧

和え物レシピ関連一覧

和え物の語源、意味、由来一覧

【料理用語関連】

料理の雑学、豆知識一覧

料理用語集 50音順検索一覧

【参考】

料理別の調味料割合を見る

野菜の飾り切り100選を見る

今回は、あちゃら漬けの意味をご紹介いたしました。

酢の物の作り方やコツ、割合等につきましては≫「酢の物レシピ関連一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。

次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただきありがとうございました。