和食の包丁をまな板に対して【たて方向に使う理由とは】

 
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【料理の雑学、豆知識】

今回は和食の包丁を縦(たて)方向に使う理由をご紹介したいと思いますので、料理雑学の参考にされてはいかがでしょうか。

和食の包丁豆知識、刃をまな板に対して縦にあてる理由

刃を縦に使うときの基本姿勢

他の国の料理で包丁を使う場合は調理台に対して正面をむきますが、和食は右足を半歩後ろにさげて斜めに立ちます。

この姿勢は、まな板に対して刃を縦にあてるための立ち方で「はすに構える」といいます。

刃を縦方向に使う理由

包丁の刃をまな板に対して縦にあてる理由は、和食で使う「まな板の木目」に関係があります。

これは「まな板の木目」が横むきに作られているためで、木目と平行、または斜めに刃をあてると「木目」から木がはがれて長持ちしなくなります。

このことから、和食では包丁を木目に対して「縦」に使って食材を切っています。

※ 鱧(はも)は、包丁を横向きに使わないと開けませんので、木のまな板で大量にさばき続けると、はがれやすくなります。

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注:包丁には十分注意して、ケガをしないように仕上げてください。

今回は、包丁の豆知識をご紹介いたしました。

他の雑学につきましては≫「料理の雑学、豆知識一覧」に掲載しておりますのでお役立てください。

次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。