果物の飾り切り方法【木の葉りんご】
今回は、りんごを使った飾り切りで木の葉を切る手順とコツをご紹介したいと思います。
この「木の葉りんご」は立食パーティーのフルーツ盛り合わせや、果物の大皿盛りに役立つ飾り切りで、りんごを1/4にした切り方と1/2に切ったときの2種類を掲載しております。
また、今回の飾り切りは「鞍掛(くらかけ)」という切り方で、詳しい内容につきましては記事下部に掲載しておりますので、そちらも参考にしてください。
この記事の内容を
果物の飾り切り方法・りんごで木の葉を切る手順
木の葉りんごの切り方手順「1/4の場合」
【1】最初に、りんごを1/4に切ってください。
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そして、種の部分を切り落とし、まな板に置いたときに、りんごが安定するようにしてください。
※ 先に、この部分を切り落としておかないと、あとの切り込みが種側まで深く入りすぎて、りんごがちぎれる原因になります。
【2】次に、りんごの端から約2㎜のところに包丁をあて、両側から中心に向かって切り込んで、2つに切り離してください。
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【3】このあと、同じ手順で上部を切り離して順にずらしてください。
【4】そして、【3】とおなじように上部まで4~5回、切り離して順にずらすと「木の葉りんご」の完成です。
※ りんごを切り離す際に切り込みを深く入れてしまうと、Ⅴ字の皮目に傷がついて赤い皮が切れてしまいますので、ゆっくりと切り進めてください。
また、同じ手順でイチゴも切ることができ、切り離した実の間にホイップクリームを挟むと、紅白の色合いが出て盛りつけの見た目がよくなります。
木の葉りんごの切り方手順「1/2の場合」
【1】半分に切ったりんごで木の葉切りをする場合は下写真のように3つに切り離してください。
■こちらの包丁の入れ方も、1/4のときと同じように切ってください。
【2】そして、3つに切り離したりんごを1/4のときと同じ手順で切って組み合わせると、下写真のような形に仕上がります。
「注意点」
木の葉りんごは、包丁を入れるときの切り込みを1回で決めてしわないと見栄えよく仕上がりませんので、刃を入れたあとは、ゆっくりと慎重に切り進んでください。
今回の切り方、鞍掛(くらかけ)
今回の切り方は木の葉のような形に切っていますが、日本料理の手法では「くらかけ」または「くらかけ切り」といい、馬の背に置く鞍をかたどった切り方や作り方です。
そして、だし巻き玉子に切り込みを入れて、ご飯を挟むようにのせ、家の屋根に似た状態にしてある「握り寿司」の形も鞍掛といいます。
注:包丁には十分注意して手をけがしないように仕上げてください。
【関連】
≫果物の飾り切り一覧
他の切り方につきましては≫「野菜の飾り切り方法とコツ一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。
次回は違う飾り切りでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。