たけのこの柔らかい穂先の姫皮、絹皮を無駄なく利用する方法と調理例

 
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筍(たけのこ)料理

食材を無駄なく利用する方法

今回は、ゆでた筍の形をととのえるときに切り落とす穂先の部分(姫皮、または絹皮)の利用例をご紹介したいと思いますので、春の献立やまかない料理の参考にされてはいかがでしょうか。

食材を無駄なく利用する方法【筍の皮の調理例】

筍の下処理工程

【1】最初に、穂先を斜めに切り落とした筍を鍋に入れ、筍の高さの1.5~2倍までの水をそそいでください。

そして、米ぬかとたかの爪を加えて柔らかくなるまでゆでた筍を火からおろしたあと、そのまま常温まで自然に冷ましてください。

■ 下ゆでの詳しい内容につきましては≫「筍の下ゆで方法とアク抜きのコツ」に掲載しております。

煮汁で味を含ませる工程

【2】形をととのえるときに切り落とす穂先は他の皮と一緒に捨てる場合もありますが、この部分のかたい外側から中心の柔らかい皮だけを抜き取ってください。

筍の下処理手順と切り方

【3】そして、だしにみりんとうす口醤油を加えた煮汁で【2】の皮をさっと煮て火を止めてください。

筍の皮の煮汁割合比率

【4】このあと、煮汁にひたした状態で自然に冷ましながら味を含ませると使用準備が完了します。

筍の姫皮の下ごしらえ,下味をつける工程

筍に限らず、煮物調理は冷ますことで味が中まで染み込みます。

【筍の皮の使用例】

若竹汁

わかめとたけのこの姫皮で作る若竹汁,春の小吸い物の献立

「たき合わせ」

鶏の治部煮、筍の姫皮

わけぎ、桜ふ、木の芽

春のたき合わせの献立,わけぎ,鶏治部煮,筍の姫皮,桜ふ,木の芽

鶏の治部煮(じぶに)の作り方

また、皮がばらけた場合は和え物に利用できますので参考にされてはいかがでしょうか。

筍の皮を使った和え物5種

春の食材と献立【筍(たけのこ)料理】今回は筍のやわらかい皮を使った和え物を5つご紹介したいと思いますので、春の献立の参考にされてはいかがでしょうか。筍のやわらかい皮の部分を姫皮、または絹皮といいます。
※ 筍料理を作るときに下味をつけずにゆでたものをそのまま使うと、不快な口あたりやアクを強く感じる原因になりますので、煮物以外の献立を作る場合も煮汁で味をつけてから次の調理を行ってください。

【関連】

たけのこ料理の基本手順

旨味を加えて煮る下味のつけ方

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【参考】

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今回は筍の皮の利用方法をご紹介いたしました。

他のレシピにつきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。

次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。