【栗の渋皮煮】
今回は、栗の渋い皮をつけたまま砂糖蜜(シロップ)で煮ふくめる渋皮煮をご紹介したいと思いますので、秋の献立やおせち料理の参考にされてはいかがでしょうか。
この記事の内容を
栗の渋皮煮の作り方
栗の皮むきと下ゆで手順
【1】最初に、栗を水に約2時間つけて皮をやわらかくしてから、金串で鬼皮をはがすようにむいてください。
皮をむくときは、色が変わっている境目に串を刺し込むと、滑らず簡単に入ります。
【2】次に、水3000㏄に対して大さじ1杯の重曹(炭酸水素ナトリウム)を加えて、栗がやわらかくなるまでゆでてください。(約1時間)
そして、水にさらしてから竹串と歯ブラシで残っている渋皮の筋を取ってください。
■ 黒い筋は全て取りのぞけ、この工程は手間と時間がかかりますので丁寧に作業してください。
【3】そして、栗をもう一度鍋に入れ、水から沸騰するまでゆでて水にさらしてください。
栗を煮る工程
水と砂糖の割合
水 | 1000㏄ |
上白糖 | 250g |
黒砂糖 | 250g |
■ 黒砂糖を使わない場合は、上白糖を500gにしてください。
「他の割合」
【4】水に上白糖を加えて煮溶かし、栗を入れてください。
そして、紙蓋をした状態で、温度を80~90℃に保ちながら約30分間煮てください。
【5】このあと、黒砂糖を加えてさらに煮ふくめ、仕上げに濃口醤油を数滴たらすと完成です。
【盛りつけ例】
■ 上白糖のみで煮る場合も、砂糖は2~3回に分けてください。
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【参考】
今回は栗の渋皮煮をご紹介いたしました。
秋に使える食材につきましては≫「秋の食材50音順一覧表」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。