みりんは江戸時代に発明!
なぜ甘い?その特徴と作り方
今回はみりんについてご紹介したいと思いますのでお役立てください。
みりんは江戸時代に発明!特徴と作り方
みりんとは
みりんは、焼酎や40%程度のアルコールに、蒸したもち米とうるち米こうじを混ぜて約2ヶ月熟成させたもので、アルコール発酵によらず製造する混成酒です。
みりんは、江戸時代に発明された
みりんが発明されたのは江戸時代の前半で、このころのみりんはアルコールや香りと旨味のエキス分が薄く飲用されていたといいます。
そして、元禄の頃からエキス分の濃いみりんになり、調味料として使われるようになりました。
現在みりんを直接飲むことは?
みりんを直接飲むのは、新年を祝うお正月に飲む御屠蘇(おとそ)の口あたりをよくする場合に混ぜて飲んだり、飲用として用いられる「本直し」と呼ばれるアルコール濃度を高めたものがあります。
作り方
焼酎か約40%の醸造用アルコールの中に、蒸したもち米と米こうじを交互に加えて混ぜ、約20℃で2~3ヶ月熟成させた後に圧搾(しぼること)ろ過して作られています。
また、調味料として用いられるみりんに原料アルコールを加えたものを「本直し」といいます。
みりんはなぜ甘いのか?
2~3ヶ月熟成させている間に、こうじ菌の作用によってゆっくりとデンプンの糖化が進み、甘味と複雑な香りや味が作り出されるためです。
甘味料と旨味料としての役割
みりんは、清酒(日本酒)よりも強い甘味や複雑な旨味を持つのが特徴です。
日本に砂糖が普及していなかった頃のみりんは、日本料理に欠かせない調味料でした。
清酒と同じくアルコールの作用を持つほか、みりんの糖分は粘りと照り・つやを出して料理に光沢と香りをよくする効果もあります。
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