なすの天ぷら、作り方とコツ
今回は、なすを天ぷらにするときにカリッと見栄え良く揚げる方法とコツをご紹介したいと思いますので、和食調理や揚げ物の献立などにお役立てください。
和食の揚げ物、調理方法
なすの天ぷらを作るときのコツ
【1】最初に、なすを食べやすい大きさに切り分けて、飾り包丁をしてください。
【2】次に、なすの皮がついていない方に下粉を薄くまぶしてください。
【3】そして、冷水に卵黄を混ぜ合わせたもので、薄力粉を溶いて衣を作ってください。
【4】このあと、粉をまぶした方のみに衣をつけてください。
そして、衣のついていない皮側を下にして油の中に入れ、約10秒間 揚げたあと、裏返して衣側で火を通すと「なす天ぷら」の完成です。
揚げるときのポイント
■ なすの天ぷらを揚げる場合、全体に衣をつけると、衣でおおわれているために水分の逃げ道がなくなります。
ですが、片方だけにつけることで、衣がついていない上側から水分が蒸発して、早くカリッと揚がります。
そして、余分な衣をつけずに見栄え良く仕上げられます。
「盛りつけ例①」
「盛りつけ例②」
衣を作るときのコツ
天ぷら衣を作るときの水分と粉の分量は、揚げてから食べるまでの時間によって割合が異なります。
これは、食材の水分が揚げたあと、衣の方に少しずつ出てくるためです。
そして、天ぷら屋さんのカウンターのように揚げたてを食べるときはシャバシャバした薄い状態で衣を作り、お弁当や仕出し料理など、食べるまでに時間がある場合は、中の水分がにじみ出てきますので、水と薄力粉を同じ容積で混ぜ、かために合わせてください。
また、野菜には水分が多いため、魚や海老の天ぷらを揚げるときに比べて、衣をかたく作るのが一般的で、水と粉の量を【1:1】にするのが「天ぷら衣」の基本です。
※ 同分量は重さではなく、容積比ではかってください。
(例)
お玉1杯の粉に対して、同じお玉の水が1杯
そして、衣を作るときは粉に水を入れるのではなく、水の方に粉を加えて調節すると、作りやすくなり、多く合わせすぎる等の失敗が減ります。
今回の揚げ方は椎茸や大葉(青じそ)でも使え、全体に衣をつけるよりもカリッと見栄え良く仕上がりますので参考にしてください。
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