【桜花長芋の作り方】
今回は長芋で桜の花を作る手順をご紹介したいと思いますので、前菜や焼き物のあしらいなど春の献立にお役立てください。
春の演出、料理のあしらい
長芋で桜花を作る方法とコツ
【1】最初に、長芋を約3㎝に切り分け、桜の型で抜き取ってください。
■ 長芋に厚みをもたせて切る手順につきましては≫「長芋を割れないように切る簡単な方法」に掲載しております。
【2】次に、長芋を水でさらして、余分なぬめりを取ってください。
【3】そして、芋をゆでる水を食紅で色づけし、そのまま1~2時間ひたしてください。
■ 芋の表面に色を濃くつける場合は、食紅の量を多くして丸1日ひたしてください。
食紅を使うときの注意点
※ 食紅は手につくと、なかなか取れませんので注意してください。
また、たくさんの水に直接入れると固まって溶けない場合がありますので、少量の水で溶いて濃い液体を作ってから、色づけの水に加えてください。
色づけのコツ【酢を少量加える】
芋をゆでるときは、酸味を感じないていどの酢を加えてください。
これは、酢の色止め効果を利用したもので、入れずにゆでると色が抜け出します。
※ 甘酢漬けに使う場合は酢が多くても大丈夫です。
芋をゆでる工程
【4】鍋に芋と色づけした水を入れ、ひと煮立ちさせたあと、おどらさないように約5分間ゆでてください。
味つけの工程【シロップ煮】
【5】芋をゆでる作業と同時進行で別鍋に下記の割合でシロップを作って、ひと煮立ちさせてください。
「シロップの割合」
水 | 400㏄ |
砂糖(上白糖) | 100g |
【6】このシロップに、ゆでた芋を穴開きお玉ですくい入れ、サッと煮て冷ますと「桜花長芋」の完成です。
※ シロップで煮たあとは色がうすくなります。
「シロップに1日つけた状態」
「桜長芋の表面と切り口」
色が抜ける場合の対処法
色抜けがひどいときや、色がうすい場合はシロップにも少量の食紅を加えてください。
そうすると、色抜けせずに保存できます。
※ この場合、食紅を入れすぎると色がきつくなり、保存容器が赤く染まることがありますので注意してください。
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≫春の献立や焼き物に使える山芋レシピ【桜長芋の作り方と応用など】
【参考】
長芋を色づけせずにシロップで煮る方法につきましては≫「煮物関連の姉妹ブログ⇒【長芋の白梅煮】作り方と煮汁割合」に掲載しております。
【関連】
今回は桜花長芋のシロップ煮をご紹介いたしました。
他の春料理につきましては≫「春の料理関連一覧」に掲載しておりますのでお役立てください。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。