【和食の作法とマナー】
今回は和食の基本マナーの「嫌い箸」と呼ばれる箸の使い方から日常でよく使用するものをご紹介したいと思いますので参考にされてはいかがでしょうか。
和食の作法と基本マナー、箸の使い方【嫌い箸13選】
①移り箸(うつりばし)
ご飯とおかずを交互に食べず、菜から菜へ箸を進めることをいいます。
この嫌い手は箸の使い方として「不作法」とされます。
本来は、ご飯をひと口食べた後はおかずを食べて、再びご飯を食べてから違うおかずに箸をつけるのが良いとされます。
また、別名を「菜の菜」ともいいます。
②掻き箸(かきばし)
茶碗や食器を口にあて、箸でかき込む食べ方をいいます。
③探り箸(さぐりばし)
箸で汁物をかき混ぜて中身を探ることをいいます。
④刺し箸(さしばし)
料理を箸で突き刺すことをいいます。
⑤空箸、逸箸(そらばし)
料理に箸をつけたあと、その料理を取らずに箸を引いて戻すことをいいます。
⑥叩き箸(たたきばし)
箸で器をたたくことをいいます。
⑦涙箸(なみだばし)
つけ汁をつけた料理を口へ運ぶときに汁を落としたり、汁を箸からしずくのように落とすことをいいます。
⑧舐り箸(ねぶりばし)
箸を口の中に入れてなめる場合や、ついているものをなめることをいいます。
⑨箸なまり(はしなまり)
同じ料理ばかりをいつまでも食べていることをいいます。
⑩迷い箸(まよいばし)
どの料理を食べるかを迷いながら、箸をあちこちと動かすことをいいます。
⑪もじ箸(もじばし)
器に盛られた料理を上から順に食べずに、下からこじ起こして食べることです。
そして、別名を「ほじり箸」「こじ箸」「ひき箸」ともいいます。
⑫寄せ箸(よせばし)
お膳の向こう側にある器を手で取らずに、箸先で手前に引いて動かすことをいいます。
⑬渡し箸(わたしばし)
食器の上に箸を渡した状態で置くことをいいます。
■ 今回は「嫌い箸」をご紹介いたしました。
箸の持ち方は、新入社員の採用基準としている会社もありますので、参考にされてはいかがでしょうか。