食酢の種類と特徴
ポン酢の簡単な作り方
今回は食酢の種類や特徴と、ポン酢の簡単な作り方をご紹介したいと思いますので参考にしてください。
食酢の種類・特徴「簡単なポン酢の作り方」
食酢について
酢は、3~5%の酢酸を主成分とする酸性調味料で、糖質の原料を発酵させて生成します。
また、英語ではビネガーといいます。
■:ビネガーの語源
ビネガーの語源はフランス語の、vin(ワイン)とaigre(すっぱい)に由来するとされています。
■:酢酸とは?
酢酸は、無色透明で特異な刺激臭を持つ有機酸のことです。
酢の作り方
穀物や果実をアルコール発酵させて酒を造り、酢酸発酵させ作っています。
また、合成の酢酸に味や香りをつけて製造する酢を合成酢といい、先ほどの穀物・果実などで作ったものを醸造酢を呼んで区別しています。
お米を原料とする米酢は、蒸した米に米麹(こめこうじ)を加え、清酒と同じように発酵させたあと、酢酸菌を加えて30℃で1~2カ月発酵させます。
これを熟成させたあと、水で酸度を調節し、火を入れて製造されています。
また、米以外の穀物酢も同じように作られ、果実酢は、原料をブドウ酒やリンゴ酒にして製造され、酢酸濃度の高いのが特徴です。
食酢の種類
■:米酢
米酢は、日本古来の伝統的な酢で、強い酸味とコクのある旨味、複雑な香りなどが特徴です。
日本料理でこの酢は、寿司や酢の物のように酢の味を主役にする料理によく合います。
■:粕酢
米ではなく、酒を絞ったあとの酒粕を原料とした酢で、市販品では最も多い酢です。
米酢より麹の香りが少なく、味が軽くあっさりしていますので、料理の用途は広いです。
■:果実酒
リンゴ酢、ブドウ酢が主で、味が軽くさわやかなのが特徴ですが、日本料理ではあまり多く用いられることがない酢です。
■:ポン酢・レモン酢
ポン酢はダイダイ、ユズ、スダチ、カボスのような柑橘類の果汁と醤油を混ぜて作ったもので、発酵させません。
ポン酢は短い期間で作ることができますので、作り方を簡単にご紹介したいと思います。
簡単なポン酢の作り方
「材料」
ダイダイの絞り汁 | 6 |
濃口しょうゆ | 4 |
みりん | 1.5 |
酢 | 0.5 |
酒 | 0.5 |
たまりしょうゆ | 0.5 |
昆布 | 適量 |
カツオ節 | 適量 |
「作り方」
この割合で材料を合せ、約1週間寝かせてから、だしを取るのと同じように漉してください。
簡単に作れますので、試してみてください。
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。