料理の食材集
料理の雑学、豆知識【和食の料理用語集】
阿候鯛・赤魚鯛(あこうだい)
フサカサゴ科の海魚で、別名をアコウといい、体色は赤みの強い橙(だいだい)色をしています。
全長は約60㎝で、東京付近ではアコウダイ、伊豆諸島ではタカサゴ、富山ではアカウオと呼ばれます。
体は長卵型で左右の両側から押しつけたように平たくなっており、内臓の表面を覆っている膜が黒いのが特徴です。
目は大きく、その下側の縁に2本のトゲがあります。
また、口も大きく、下アゴが突き出ていて、その先端にコブ状の突起があります。
漁獲(ぎょかく)は深海魚であるため、機船底引き網や深海はえ縄で行われ、冬から春にかけて多く出回ります。
身がよくしまって肉はやわらかく、同じ様な魚の中では上物として扱われ、煮物や塩焼きの他に味噌漬け、粕(かす)漬けなどにも用います。
【参考】
≫春の食材 50音順一覧表
≫夏の食材 50音順一覧表
≫秋の食材 50音順一覧表
≫冬の食材 50音順一覧表
【関連】
≫頭の体操、食材漢字クイズ
≫和食の献立、料理用語集
【参考】