電磁誘導加熱(でんじゆうどうかねつ)とは【和食の雑学、豆知識集】

 
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調理における加熱操作【電磁誘導加熱】

和食の雑学、豆知識

電磁誘導加熱(でんじゆうどうかねつ)とは

電磁調理器を使った加熱方法です。

電磁波による誘導加熱を利用して調理器具に熱を発生させるため、ガスコンロのように火は使いません。

加熱の仕組み

調理器本体は発熱せず、硬質セラミックのトッププレート上に使用可能な鍋やフライパンをのせると、電磁力の作用で器具だけが発熱して段階的な温度調節が持続可能です。

使用可能な器具には磁石を吸いつける物質が使われており、鉄製のフライパンや、ほうろう製鍋、ステンレス製の蒸し器、底面のみに特殊加工が施されているアルミ製品などがあります。

利点と欠点

電磁調理器は、業務用装置でないと大量加熱処理には不向きです。

しかし、火を使わないために安全性が高く、室内の空気を汚染することが少ないことから、近年では家庭用調理器としての設置が広がっており、コンロ式の他にも、この原理を利用した自動温度調節機能付きフライヤー等が多く開発されています。

■ 発熱装置の形態が「ガスコンロ」とは異なりますが、行う加熱調理は湿式加熱乾式加熱です。

【関連】

【他の加熱調理操作】

湿式加熱(しっしきかねつ)

乾式加熱(かんしきかねつ)

誘電加熱(ゆうでんかねつ)

加熱操作の分類【4つの調理方法】