今回は小かぶをくり抜いた中に秋の食材を詰め込んだ「吹き寄せ蒸し」をご紹介したいと思いますので、蒸し物の献立や和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。
秋から冬の蒸し物レシピ
小かぶの吹き寄せ蒸しの作り方
【1】最初に、かぶの上下を水平に切り落として、内側の筋が残らないよう皮をむき、角を面取りしてください。
【2】次に、かぶに丸い型抜きをあてて約1㎝のところまで刺し込み、型に合わせて丸くくり抜いてください。
【3】そして、昆布を加えた湯でかためにゆでて、かぶを一度冷ましてください。
■ 昆布だしで食材をゆでることを調理用語では「昆布湯」といいます。
【4】このあと、しめじ、車海老、銀なん、もみじ人参、いちょう南瓜をそれぞれ下ゆでしてください。
そして、車海老以外の野菜類を冷やした吸い物だしに約1時間ひたして、下味をつけてください。
【5】このあと、【4】の材料をかぶに詰めて昆布を敷いた蒸し鉢に入れ、強火で約5分間蒸してください。
【6】最後に、濃いめの吸い物だしにみりんを加えた「八方だし」を温めてそそぎ入れ、青味野菜を添えると完成です。
■ 青味野菜は、松葉に見立てた絹さやを塩ゆでしております。
吹き寄せとは
秋から冬にかけての献立名で、吹き寄せられた落ち葉を思わせる料理に使います。
注:蒸し器の蓋を取るさいは高温の蒸気が一気に出ますので、ヤケドには十分注意してください。
【関連】
今回は小かぶの吹き寄せ蒸しをご紹介いたしました。
他の蒸し物につきましては≫「蒸し物レシピ関連一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。