湯吸い物(ゆすいもの)の意味
和食の料理用語集
湯吸い物(ゆすいもの)とは
箸洗いの別名称です。
箸洗い(はしあらい)とは
懐石料理で一汁三菜、または強肴(しいざかな)や預鉢(あずけばち)のあとに、口の中をさっぱりとさせて食事に使った箸の先をお洗いくださいという意味で出す吸い物のことで、小吸い物、ひと口椀ともいいます。
味加減はごく薄く仕立てて、白湯(さゆ)に梅肉を落としたり、少量の塩で味つけした昆布だしを小ぶりの椀にそそいだものや、米のすり流しを少量加えて濃度を若干つけた吸い物を出します。
そして、汁の具材には草の実や野草の芽など、季節感のあるものを浮かす程度に入れ、先に具を食べてから汁を味わいます。
■ 懐石料理は本来「一汁三菜」で献立が終わり、亭主の心入れで強いてすすめる「強肴(しいざかな)」や客にお預けするという意味の「預鉢(あずけばち)」が出されます。
このあと、箸洗いで口の中をさっぱりとさせて箸先を洗い、八寸を酒肴にして亭主と客の間で杯のやりとりが行われますが、これを「主客献酬(しゅきゃくけんしゅう)」といいます。
【椀物の具材の名称】
【関連】
≫和食の献立、料理用語集
【料理用語関連】
【あ段~わ段】
【参考】
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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。