【頭の体操】ことわざ集
今回は和食や食材、飲食などに関係した「ことわざ」を集めました。
内容を整理いたしましたので、接客時の会話や雑学ネタ等にいかせるものをご活用ください。
後輩や同僚から急に聞かれたことわざを知らなくて恥をかくときがあったとしても、知っていて損をすることはほとんどありませんので参考にしていただければと思います。
料理の雑学、豆知識
食に関連したことわざ一覧
■ 各ことわざに移動いたします。
※ 材料名や道具などが使われているものもありますので、食に関係ない意味のことわざも多数含まれております。
≫商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
≫商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
≫新しき酒は新しい革袋に盛れ(あたらしきさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
≫一日作さざれば一日食らわず(いちじつなさざればいちじつくらわず)
≫一升徳利に二升は入らぬ(いっしょうどっくりににしょうははいらぬ)
≫何時も柳の下に泥鰌は居らぬ(いつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ)
≫魚の目に水見えず人の目に空見えず(うおのめにみずみえずひとのめにそらみえず)
≫馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
≫馬を相する之を痩せたるに失す士を相する之を貧しきに失す(うまをそうするこれをそうせたるにしっすしをそうするこれをまずしきにしっす)
≫大風が吹けば桶屋が喜ぶ(おおかぜがふけばおけやがよろこぶ)
≫大鍋の底は撫でても三杯(おおなべのそこはなでてもさんばい)
≫親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない(おやのいけんとなすびのはなはせんのひとつもあだはない)
≫親の意見と冷酒は後で効く(おやのいけんとひやざけはあとできく)
≫女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)
≫嘉肴ありと雖も食らわずんばその旨きを知らず(かこうありといえどもくらわずんばそのうまきをしらず)
≫渇えて死ぬは一人飲んで死ぬは千人(かつえてしぬはひとりのんでしぬはせんにん)
≫渇しても盗泉の水を飲まず(かっしてもとうせんのみずをのまず)
≫蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
≫牛蹄の涔には尺の鯉なし(ぎゅうていのしんにはせきのこいなし)
≫京の着倒れ大阪の食い倒れ(きょうのきだおれおおさかのくいだおれ)
≫食い物と念仏は一口ずつ(くいものとねんぶつはひとくちずつ)
≫薬の灸は身にあつく毒な酒は甘い(くすりのきゅうはみにあつくどくなさけはあまい)
≫口あれば食って通る肩あれば着て通る(くちあればくってとおるかたあればきてとおる)
≫口に入る物なら按摩の笛でも(くちにはいるものならあんまのふえでも)
≫葷酒山門に入るを許さず(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)
≫鶏口と為るも牛後と為る勿れ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
≫下種も三食上臈も三食(げすもさんじきじょうろうもさんじき)
≫氷は水より出でて水より寒し(こおりはみずよりいでてみずよりさむし)
≫粉糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
≫魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ(さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ)
≫芝栗も時節がくれば弾ける(しばぐりもじせつがくればはじける)
≫山椒は小粒でぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでぴりりとからい)
≫秋刀魚が出ると按摩が引っ込む(さんまがでるとあんまがひっこむ)
≫重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
≫将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
≫擂鉢に擂粉木俎板に包丁(すりばちにすりこぎまないたにほうちょう)
≫大国を治むるは小鮮を烹るが若くす(たいこくをおさむるはしょうせんをにるがごとくす)
≫茶碗を投げれば綿で抱えよ(ちゃわんをなげればわたでかかえよ)
≫年寄りの言うことと牛の鞦は外れない(としよりのいうこととうしのしりがいははずれない)
≫呑舟の魚は枝流に游がず(どんしゅうのうおはしりゅうにおよがず)
≫茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない(なすびのはなとおやのいけんはせんにひとつもあだはない)
≫女房と米の飯には飽かぬ(にょうぼうとこめのめしにはあかぬ)
≫女房と鍋釜は古いほど良い(にょうぼうとなべかまはふるいほどよい)
≫女房は貸すとも擂粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
≫鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
≫猫が肥えれば鰹節がやせる(ねこがこえればかつおぶしがやせる)
≫喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
≫人酒を飲む酒酒を飲む酒人を飲む(ひとさけをのむさけさけをのむさけひとをのむ)
【関連】
【あ段~わ段】
【参考】
他の料理内容につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。