巻繊豆腐(けんちんどうふ)の意味
和食の料理用語集
巻繊豆腐(けんちんどうふ)とは
人参、きくらげ等の細切り野菜を崩した豆腐とともに油で炒めて下味をつけ、湯葉や金紙玉子で巻いたものを揚げたり、蒸したりした料理をいいます。
巻繊地(けんちんじ)とは
細く切った野菜を油で炒めて、その中に崩した豆腐を入れて更に加熱したもので、玉子を主にして作った場合は「玉子けんちん地」といいます。
※ 豆腐を使わずに玉子だけで作る生地の場合は、炒めないことも多いです。
巻繊の名の語源、意味、由来
「巻」は巻いたもの、「繊」には小さく切るという意味があり、油を使うところが特徴です。
けんちんは中国から伝えられた卓袱料理(しっぽくりょうり)のひとつで巻煎とも書き、別名を「けんちぇん」または「けんせん」といいます。
元来は、もやしを油で炒めて湯葉で巻いたものや崩した豆腐と細切り野菜を湯葉や金紙玉子で巻いてから油で揚げた料理であったとされます。
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今回は巻繊豆腐の意味をご紹介いたしました。
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