花揚げ、巻き揚げ、ちらし揚げ
天ぷら衣のちらし方「衣を線にするコツ」
今回は、そばやうどんに入っている海老の天ぷらを作るときに、表面につける衣のちらし方をご紹介したいと思いますので和食調理にお役立てください。
天ぷら衣のちらし方
衣を線状にちらすときのコツ
「ちらし方手順」
【1】最初に卵黄を真水に溶いて、粉と合わせる卵液を作ってください。
そして、卵液と同じ容積の薄力粉を混ぜ合わせてください。
■ このとき、ごく少量の片栗粉、またはコーンスターチを混ぜるとカリッと揚がります。
【2】次に揚げ油を約170℃に加熱して、長い箸を準備してください。
【3】そして【1】の衣をお玉ですくい、油から約50㎝上まであげてください。
【4】このあと、箸先を油の深さ半分まで入れて、左右に細かくゆらしてください。
【5】そして、衣が箸先にあたるよう少しずつ上から落とし、油の中でゆらしている箸で細かくちらすと、固まったときに線状の衣ができあがります。
※ まな箸の長いもの(約40㎝)があると、衣をちらしたあと金の部分に衣がくっついても、すぐに外れますので調理しやすいです。
「食材を揚げるときの手順」
このあと、ちらした衣を網ですくう、または揚げ箸で一か所に集めてください。
そして、下粉をして天ぷら衣をつけた海老やきすなどの表面に花が咲いたようにつけると、うどんやそばに入っている状態で揚がります。
衣を線状に作るコツと注意点
卵液で溶いた衣の水分が多くてやわらかいと、ちらした衣が細かくなりすぎて線状にならず、球状に固まりますので、ある程度のかたさで混ぜ合わせてください。
そして、衣を油に入れるときに少しずつ落とさないと、きれいな線状に仕上がりませんので注意してください。
今回は天ぷら衣のちらし方をご紹介いたしましたが、揚げ油には十分注意してヤケドをしないよう仕上げてください。
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■ 天つゆ(天だし)の割合につきましては⇒「和食の調味料割合 ≫ 冷めても使える濃い目の天つゆ」に掲載しておりますのでお役立てください。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。