【魚介類の下ごしらえ】
今回は甲いかの足(げそ)を下処理するときに気をつけるポイントを2つご紹介したいと思いますので、焼き物や煮物の参考にされてはいかがでしょうか。
甲烏賊(こういか)のげそ、下処理時の注意点2つ
①墨袋を先に取りのぞく
②目を取るときは水を用意する
【関連】さばき方につきましては ≫「甲烏賊(こういか)のさばき方手順、魚介類の下処理方法」に掲載しております。
①墨袋を先に取りのぞく
甲いかは別名を「すみいか」といい、すぐに墨を出す種類で、足を身からはずすと身側の内臓に大きな墨袋がついています。
そして、足をはずしたあとに内臓と切り分けますが、墨袋を先に取らないと、やぶれたときに「いか全体」が黒くなって、水洗いしても落ちない場合があります。
ですから、足を掃除するときは、先に墨袋を取ってから調理を続けてください。
そうすると、次の作業がスムーズに進みます。
②目を取るときは水を用意する
墨袋と同じく、つぶれると困るのが目の部分です。
そして、目を墨袋のようにちぎり取ると、膜がやぶれて足に色がつく場合がありますので、この部分は包丁で切り落としてください。
そして、つぶれたときでも、すぐに洗い流せるよう、水を用意しながら作業してください。
そうすると、身が黒くならずにすみます。
また、墨袋を取るときも水を用意しておくと、すぐに洗い流せますので安全です。
この2つを取ったあとは、足と内臓を切りはなして、口の部分を取ってください。
そして、中央に切り込みを1か所入れて開くと、下処理が完了します。
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今回は、いかげその下処理をご紹介いたしました。
他の下ごしらえにつきましては≫「食材の下処理一覧」に掲載しておりますのでお役立てください。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。