さざえの壺とじレシピ
今回は栄螺(さざえ)の壺焼きを玉子でとじる「壺とじ」をご紹介したいと思いますので、焼き物の献立や会席料理の煮物がわりなどにお役立てください。
さざえの壺とじの作り方と煮汁の調味料割合、だし:うす口醤油:みりん【10:1:1】
材料
さざえ、三つ葉の軸、溶き玉子
煮汁のだしと調味料の割合
昆布とかつお節のだし | 10 |
うす口醤油 | 1 |
煮切りみりん | 1 |
さざえの下ゆで工程
【1】さざえを鍋に入れ、水を加えて火にかけてください。
そして、ひと煮立ちするまで強火で加熱し、冷水にとってください。
■ さざえを加熱すると、身が取り出しやすくなると同時に貝殻を殺菌することができます。
身を取り出す工程
【2】さざえの身を串やフォークなどで突き刺し、殻を向こう側に回しつつ、中の身を巻貝の渦にそわせながら手前にねじって肝と一緒に引っぱり出してください。
切り分ける工程
【3】取り出したさざえを4つに切り分けてください。
「肝、砂袋、身、殻の蓋」
※ 砂袋は食に適していませんので、廃棄してください。(蓋は仕上げの段階で使います)
口を取り除く工程
【4】さざえの口は、切り分けた身の蓋がついていないほうにあります。
蓋のついていた面を下にして置いた場合、上側にくる少し膨らんだ部分の内側です。
半分に切ると簡単に取り出せます。
↓↓↓
※ 口も砂袋と同じく食に適していませんので、廃棄してください。
身に切り込みを入れる工程
【5】加熱処理を行うと身がしまって少しかたくなりますので、食感を良くする目的で切り込みを入れながら身を2×2の4つに切り分けてください。
■ 切り込みの手順は、いかに切れ目を入れるときと同じ要りょうで切り落とさないように行い、身の中程まで刃を進めてください。
煮て下味をつける工程
【6】肝と身を同じぐらいの大きさに切り分け、ひと煮立ちさせた煮汁でさっと加熱したあと、冷めるまでそのまま味をなじませてください。
仕上げの工程
【7】さざえの身と肝を煮汁ごと殻に戻し入れ、塩ゆでした三つ葉を1.5㎝に切ったものを加えてください。
そして、焼き網をのせたガスコンロで直火加熱してください。
■ さざえをのせたときに殻が傾く場合は、蓋を転がるほうに置くと安定します。
【8】最後に、煮汁の温度を上げて玉子をゆっくりと流し込みながら中の具をとじ、塩を敷いた器に盛ると完成です。
■ 玉子でとじない場合は「壺焼き」として使えます。
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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。