【和食のご飯物レシピ】
炊き赤飯・御強(おこわ)
今回は蒸して作るのが一般的な赤飯を「炊飯器」で仕上げる方法をご紹介したいと思いますので、祝い料理の献立作成や蒸し物、お凌ぎ等の参考にされてはいかがでしょうか。
赤飯の炊き方とコツ
赤飯を炊飯器で作る方法「材料」
ささげ | 60g |
もち米 | 2.5カップ |
うるち米 | 0.5カップ |
ささげのゆで汁 | 450㏄ |
塩 | 小さじ2/3 |
黒ごま | 少々 |
■ あずきは、火を通すと豆が割れやすいですから、ささげを使用しております。
そして、豆が割れる(腹が割れる)という理由から「切腹」につながるとして、使わないことが多いです。
炊き赤飯の作り方
ささげの下処理
【1】最初に、ささげを水洗いしてから30~40分間、水に浸してください。
そして、鍋に1000㏄の水をそそいでささげを入れ、強火にかけて煮立ったところで中火に落としてください。
【2】次に、豆をときどき穴じゃくしですくい、空気にふれさせながらゆでてください。
■ 豆を空気にふれさせる理由は、ささげの色を鮮やかに出すためです。
【3】そして、約20分間ゆでたあと、ざるに上げ、豆とゆで汁を別々にしてください。
米の下処理
【4】もち米はといだあと約1時間水に浸してください。
そして、うるち米も洗って約30分間水につけ、このあと、それぞれをざるに上げて水分を切ってください。
■ 米を水につける理由は、吸水させて「ふっくら」と仕上げるためです。
また、冬場にうるち米をつける場合は、水の温度が低いですから、1時間ていど浸してください。
「注意点」
※ 美味しい米を使っても、吸水を十分にさせないと「ふっくら」した状態に炊き上がりませんので注意してください。
そして、これは白飯を炊く場合も同じです。
炊く工程
【5】もち米、うるち米、ささげ、塩を入れた内釜に分量のゆで汁を加えてください。
そして、米とささげを軽く混ぜあわせてなじませたあと、炊いてください。
【6】最後に、炊きあがった赤飯を混ぜほぐして器に盛りつけ、煎った黒ごまを振りかけると完成です。
赤飯で作れる蒸し物例
【焼き鯛の赤飯蒸し】
炊飯器で炊く赤飯の特徴
赤飯は蒸して作る場合がほとんどですが、炊飯器で仕上げると翌日にパサパサしにくく、しっとりした状態を長持ちさせることができます。
ささげをゆでるときのポイント
ささげの下ゆでを少しかためにしておくと、赤飯が炊けたときに丁度よいやわらかさに仕上がります。
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