冬の食材「河豚(ふぐ)」
今回は、湯引きしたふぐの皮(てっぴ)を細く切る簡単な方法をご紹介したいと思いますので、ふぐ刺し(てっさ)や小鉢料理など、冬の献立にお役立てください。
冬の食材、ふぐ料理
湯引きした皮を細く切るコツ
※ ふぐの皮には、細かいとげがついていますので、ゆでる前に包丁で取りのぞいてください。
そして、皮の内側にある「遠江(とおとうみ)」と呼ばれる部分を、包丁の刃でこすりはがして、別々にさっとゆでてください。
■ とおとうみは、まな板に皮を裏返して広げ、尾の端側に皮1枚を残した状態でうすく切れ目を入れて、上から刃で押さえながら横向きにこすると簡単にはがれます。
「ふぐ皮の下処理方法」
【1】下ゆでしたふぐの皮を約5㎝幅に切り分けてください。
■ 皮はゆでると丸まりますので、切りやすくするために、この幅に切っております。
【2】次に、皮をラップフィルムで挟んでしっかりと押さえ、空気をぬいて平らな状態にしてください。
【3】そして、バットのふたなどにおいて、平らな状態のまま冷凍庫でこおらせてください。
【4】このあと、切る分だけを冷凍庫から順番に取り出し、出刃包丁で押し切りすると、細く仕上げられます。
※ 皮はうすいので、すぐに溶けてやわらかくなりますから、少しずつ取り出してください。
ふぐ皮はゼラチン質が多くて弾力があるため、こおらせてもやわらかくなりませんので、細く切るときの参考にしてください。
【関連】
【参考】
他の料理内容やレシピ等につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。