銀舎利(ぎんしゃり)の語源、意味、由来とは【和食の料理用語集】

 
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銀舎利(ぎんしゃり)

今回は銀舎利(ぎんしゃり)の語源、由来をご紹介したいと思いますので、料理の雑学や豆知識の参考にされてはいかがでしょうか。

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和食の料理用語

銀舎利(ぎんしゃり)とは

精白米の飯(白飯)のことで、戦争中および戦後の食糧難の時代に生まれた言葉です。

銀舎利の名の語源、由来

銀舎利の「銀」には、戦後の貴重で高価な食べ物の白飯の表面が銀のように光って見えることから名がついたという説があります。

■ 現在では、特にすし飯の隠語として飲食店で用いられる「しゃり」に対して、味つけされていない真っ白な飯という意味で使います。

舎利の語源、由来

舎利は梵語(ぼんご)で人間を火葬したあとに残る白い小さな骨をさし、米の形状がこの骨に似ていることから名がつけられています。

そして、舎利の中でも仏舎利(ぶっしゃり)は「釈迦族の王子のお釈迦様 = 仏陀(ブッダ)」の遺骨、または広い意味での聖者の火葬した骨とされ、尊重して祭られたことから、この名を用いて「米」は貴重なものであるという意味を含めたとも考えられています。

【追記】

米は古くから食べ物の中でも上位のものと考えられ、さらに色が白いことから御膳の左手前に配置します。

【茶懐石の折敷(おしき)

秋の茶懐石料理の最初に出てくるお膳,折敷

この形は、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)の色の配列や左上右下(さじょううげ)の考えからきています。※ 祝い事や水引きの紅白も白が左にきます。

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今回は銀舎利の意味をご紹介いたしました。

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次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただきありがとうございました。