煮物調理と調味料の割合
今回は鰊(にしん)と厚揚げの「煮物」をご紹介したいと思いますので、たき合わせの献立や料理作りの参考にされてはいかがでしょうか。
にしんと厚揚げを使った【たき合わせ】作り方と煮汁の調味料割合
①にしんの蒸し煮手順
ソフトにしんの下処理工程
【1】最初に、腹骨をすき取って血合い骨を抜いた「にしん」をひと口大に切り分け、霜降りをしたあとにうろこを取り除いてください。
■ 今回はソフトにしんを使用しておりますが、身欠きにしんでも大丈夫です。
煮汁を作る工程
【2】だしと調味料を合わせて煮汁を作ってください。
調味料割合
(にしん1尾分)
だし | 300㏄ |
酒 | 50㏄ |
濃口醤油 | 30㏄ |
砂糖 | 大さじ2~3杯 |
■ 甘味は砂糖の分量を変化させると調節できます。
材料を加熱容器に入れる工程
【3】にしんをステンレス製の深型バットに並べて、ひと煮立ちさせた上記の煮汁をそそぎ入れてください。
そして、お茶パックに入れた削り鰹、昆布、うす切りの土しょうがを加えてください。
(加える材料の目安分量)
うす切りしょうが | 3枚程度 |
削り鰹 | 2g |
昆布 | 2g |
※ 注意点:冷たい煮汁を入れると加熱時間が変動しますので、ひと煮立ちさせてから加えてください。
蒸し器で加熱する工程
【4】蒸しているときに水蒸気が入らないようにするためのラップフィルム、または銀ホイルを容器の上にかぶせて、弱火で約1時間加熱してください。
味を含ませる工程
【5】にしんを煮汁につけた状態で常温まで冷まして、味をなじませると「にしん」の調理が完了します。
②厚揚げの煮物手順
厚揚げの下処理工程
【1】厚揚げを湯に通して油抜きをしてください。
そして、大きい場合は食べやすい大きさに切り分けてください。
煮汁を作る工程
【2】だしに調味料を加えて煮汁を作ってください。
調味料割合
だし | 500㏄ |
みりん | 大さじ3杯 |
うす口醤油 | 大さじ3杯 |
酒 | 大さじ1杯 |
砂糖 | 大さじ1杯 |
■ 甘味は砂糖で加減して、味がうすい場合は「だし」の分量を減らすと簡単に調節できます。
厚揚げを煮る工程
【3】煮汁を入れた鍋に厚揚げを加えて、弱火で約20分間加熱してください。
※ 注意点:煮汁の温度を上げ過ぎると厚揚げが膨張しますので気をつけてください。
味を含ませる工程
【4】鍋の火を止めたあと、厚揚げを煮汁につけた状態のまま「常温」まで冷ましながら味をなじませると厚揚げの調理が完了します。
③仕上げの工程
最後に、温め直した2つの材料を器に盛りつけて、絹さやなどの青味野菜を添えると完成です。
【盛りつけ例】
今回は、にしんと一緒に蒸した昆布としょうがを盛りつけておりますが、ゆずの細切りや木の芽、針しょうがなどを香りに添える場合もあります。
【関連】
【参考】
今回は、にしんと厚揚げのたき合わせをご紹介いたしました。
他のレシピにつきましては≫「煮物レシピ関連一覧」に掲載しておりますので、お役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただきありがとうございました。