刺身の手法と切り方手順【さよりの木の葉造りの作り方】

 
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細魚(さより)の木の葉造り

今回は本サイトの「飾り細工」から細魚を使った木の葉造りをご紹介したいと思いますので、向付の献立や刺身の切り方の参考にされてはいかがでしょうか。

刺身(さしみ)とは和食の代表的な料理のひとつで、魚介類を生食する「なますの一種」に入り、さしみなますと呼ばれていました。刺身の語源には、切り身にその魚のヒレを刺して盛りつけたという説と切るという言葉を忌み嫌って刺すに言いかえた説の2つがあります。

刺身の切り方【細魚の木の葉造り手順と盛りつけ方法】

おろした細魚の下処理工程

【1】最初に、細魚を3枚におろして腹骨と血合い骨を取り除き、尾の端に浅い切り込みを入れてください。

そして、包丁のみね側で押さえながら、頭側にむけて皮を引いてください。

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【細魚の上身

さよりの藤造り手順,皮を引き終えた細魚

上身(じょうみ)とは

細魚の身を切る工程

【2】次に、背を向こう側にした2枚の身を手前に少しずらした状態で重ね合わせ、左右を切り揃えてから半分に切ってください。

さよりの藤造り手順,上身を重ねて半分に切る工程

【3】そして、身を【2】と同じ要りょうで重ね合わせて、さらに半分に切ってください。

さよりの藤造り手順,上身を重ねて1/4に切る工程

【4】このあと【3】と同じ工程を繰り返して、1尾分を1/16(中骨を挟んだ左右の身を8切れずつ)にしてください。

さよりの藤造り手順,上身を重ねて1/8に切る工程

仕上げと盛りつけの工程

【5】最後に包丁の刃を入れたほうの切り口が上に向くよう、皮目を外側にして身を立て、左右を合わせて木の葉型にまとめると完成です。

さよりの木の葉造り,晩春から初夏の刺身の献立

■ 刺身を三種盛りや五種盛りにする場合は、他の切り身や「あしらい」などとひとつの器に盛り合わせてください。

和食の料理用語「雑学、豆知識」今回は料理の器にしく木の葉や紙の【掻敷、皆敷、苴(かいしき)】の意味をご紹介したいと思いますので、和食調理にお役立てください。

【木の葉造りの応用編】

細魚の藤造りの作り方

さよりの藤造り,晩春から初夏の刺身,5月の献立

料理のあしらいの意味とは

刺身の手法と造りの名称50音順一覧

注:包丁には十分注意して手をけがしないように仕上げてください。

【関連】

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【参考】

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今回は細魚の木の葉造りをご紹介いたしました。

他のレシピにつきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。

次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。