ご存知ですか!料理用語の肴(さかな)とは?【料理の雑学、豆知識】和食の料理用語集

 
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肴(さかな)の意味

料理の雑学、豆知識【和食の料理用語集】

肴(さかな)とは

酒を飲むときに添えて食べる料理のことで、酒の菜(さけのな)⇒ 酒菜(さかな)からきた言葉です。

■ 菜は、おかずのことをいいます。

古くは酒宴に出される料理、みやげ物、演芸などを総称して「」とされていましたが、その後は主に料理をさすようになり、現代でも酒を飲むときに楽しめる会話やディナーショーの公演などは、酒の肴になるといいます。

このように、酒の肴には多種多様なものが当てはまりますが、常識的には酒の味を引き立て、かつ季節感のある料理が良いとされます。

漢字の由来

酒を飲むときに添える料理という意味の肴(こう)が中国から日本に伝わり、さかなという言葉にの字が当てられるようになったといわれています。

「さかな」という読みから主に魚介類を想像する方も多いと思いますが、これは、現代の酒の肴に魚介類を使った料理が多いためです。本来、酒を飲むときに食べる料理は魚介類に限らず肴と呼ばれます。また、魚類のことを「さかな」と呼ぶようになったのは、もともと酒の菜を意味する肴から転じた言葉であるためで、日本の古い書物の中では「魚」を「な」と呼ぶ記述がなされており、魚類が「さかな」と呼ばれるのは、江戸時代ごろからといわれています。

酒の「あて」とは

「あて」は関西の方言で、現在も近畿地方を中心に多く使われており、酒を飲むときにあてがう料理、すなわち酒を飲むときに一緒に食べる料理という意味の言葉です。

酒の「つまみ」とは

「つまみ」は、一般に酒を飲むときに手で摘んで(つまんで)食べられる簡単な料理をさす言葉で、代表的なものには、枝豆やスルメ、果物、菓子、ナッツ類等の乾きものなどがあります。

「あて、つまみ」という言葉も、肴と同じように料理以外のものをさす場合があります。

合肴(あいざかな)

追肴(おいざかな)

進肴(すすめざかな)

祝い肴(いわいざかな)

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