「夏の前菜(八寸)七種盛り」
今回は夏の献立から「前菜、八寸盛り」をご紹介したいと思いますので、和食調理や献立作成にお役立てください。
夏の料理、和食の献立
夏の前菜(八寸盛り)作り方
【前菜七種盛り、お献立】
(猪口)れん根のきんぴら、結びみつば
牛肉の八幡巻き、たこあぶり焼き梅肉のせ
きゅうりの昆布じめ、姫トマトチーズ寄せ
甘酢らっきょうの松葉刺し、夏柑なんきん
れん根のきんぴら
猪口に入っているきんぴらにつきましては≫「れん根きんぴらの作り方手順」に掲載しております。
たこの梅肉焼き
たこをもみ洗いして汚れを取りのぞき、少量の濃口醤油を加えた湯で下ゆでしてください。
このあと、たこを食べやすい大きさに切り分けて、表面を乾かす程度に下焼きし、梅肉をのせて軽くあぶると完成です。
■ あがりに白ごまをのせてください。
きゅうりの昆布じめ
きゅうりは種をくり抜いたあと、塩水(たて塩)に約1時間つけてください。
そして、まな板の上に置き、手のひらでコロコロと、穴が完全にふさがるまで転がしてください。
※ 力を入れすぎると割れますので、のせた手の重みで転がしてください。
このあと、穴の中に龍皮昆布を入れて、ラップフィルムで包んでください。
そして、冷蔵庫で一晩、昆布をなじませると完成です。
■ 盛りつけるときに、昆布を入れたまま切り分けてください。
牛肉八幡巻き
牛肉の八幡巻きにつきましては≫「八幡巻きの作り方手順とコツ」に詳しく掲載しておりますので参考にしてください。
姫トマトチーズ寄せ
ミニトマトの種をくり抜いて、鍋に吸い物だし(吸い地)200㏄と生クリーム50㏄をあわせ、塩と少量の薄口醤油で味をととのえてください。
そして、クリームチーズを50g入れて煮溶かし、水でふやかしたゼラチンを加えて、ゼリー液を作ってください。
このあと、あら熱を取ったゼリー液をトマトに流し入れて冷やし固めると完成です。
■ トマトは切り分けませんので、流れ落ちない程度のやわらかいゼリー液で大丈夫です。
また、盛りつけるときに表面を薄くへぎ取ると、切り口がきれいに仕上がります。
※ 大きいトマトで切り分けるときはゼリー液をかためにしてください。
甘酢らっきょうの松葉刺し
らっきょは汚れている部分を取りのぞいて熱湯でサッとゆで、ザルにあげて上から塩を振ってください。
そして、あら熱を取ってから甘酢に漬け込んでください。
このあと、半分に切り分けて松葉をさすと完成です。
夏柑なんきん
かぼちゃの皮をむいてゆでる、または蒸して、裏ごしてください。
そして、塩、砂糖で味をととのえて湯せんにかけ、手にくっつかない程度に練ってください。
このあと、枝豆を中に入れて丸くまとめ、南天の葉をさして夏みかんに見立てると、今回の七種類すべてが作れます。
「盛りつけ例1」
「盛りつけ例2」
今回は夏の八寸、前菜をご紹介いたしましたが、料理は一例ですので別の食材とも組み合わせて、他の演出を色々と楽しんでみてください。
【関連】
手順がわかると簡単に作れる
≫和食の献立「献立四季報」
次回も料理作りにお役立ていただければ幸いです。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。