ぶり大根の煮物3種類
〇煮あわせ ○共だき ○あっさり煮
今回は、ぶり大根の煮物を作る方法を3つご紹介したいと思いますので和食調理にお役立てください。
また、他のぶり料理につきましては本ページの下部に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。
冬の献立【ぶり大根煮】
①ぶりと大根を別鍋で煮る方法
材料と調味料の割合
(ぶりのあら1尾分、大根1本)
水 | 2000㏄ |
酒 | 400㏄ |
昆布 | 適量 |
うす切りしょうが | 適量 |
米ぬか | 適量 |
ぶりを煮る調味料 | |
砂糖 | 大さじ5~6杯 |
濃口醤油 | 大さじ2~3杯 |
たまり醤油 | 大さじ2杯 |
大根を煮る調味料 | |
塩 | 小さじ1杯 |
みりん | 大さじ4杯 |
うす口醤油 | 大さじ1杯 |
※ 今回の調理例は、上記の材料の1/2量で作っております。
ぶりの下処理工程
【1】最初に、ぶりのあらを大きめの一口大に切り分けてください。
■ かまの切り方につきましては≫「ぶりのかまを煮物に使う時の下処理と大きさを揃える切り方」に掲載しております。
【2】次に、ぶりの切り身を湯に通して霜降りし、冷水にとってください。
このあと、表面のうろこや血合いなどをこすり取り、水で洗い流してください。
大根の下処理工程
【3】皮をむいて2~2.5㎝幅に切った大根を面取りし、米ぬかを加えた湯で細い竹串がすっと通る状態までゆでてください。
大根は米のとぎ汁でゆでても同じ効果が得られますので大丈夫です。
【4】大根をゆでたあと、水にさらして米ぬかの臭いを抜いてください。
ぶりと大根を煮る工程
【5】昆布を敷いた鍋に大根とぶりを入れ、酒、水、しょうがを加えて強火にかけてください。
そして、ひと煮立ちさせてアクを取り、材料が煮汁の中で動かなくなるギリギリの所まで火を弱めて、約20分間ぶりの旨味を大根になじませてください。
■ このときの煮汁の温度は約90℃です。
ぶりと大根を分けて煮る工程
【6】ぶりと大根を別々の鍋に取り分けて、それぞれの鍋に煮出し汁を材料の高さの少し上まで加えてください。
■ しょうがと昆布は、ぶりの鍋に入れてください。
「大根を煮る工程」
【7】大根は色が黒くならないように塩、みりん、うす口醤油で味をつけ、落し蓋をしながらコトコトと20分ていど煮含めてください。
「ぶりを煮る工程」
【8】ぶりの鍋を火にかけて砂糖を入れ、身が煮汁から顔を出したところで濃口醤油を加えてください。
【9】そして、煮汁を1/3まで煮つめてたまり醤油を加え、汁が少なくなってきたところで鍋を傾けながらぶりの上から回しかけ、照りとつやを出してください。
「煮上がった状態」
【10】このあと、ぶりと大根を青味野菜と一緒に盛りつけて、細く切ったゆずの皮を添えると完成です。
■ 写真の青味野菜は塩ゆでしたほうれん草を大根の煮汁に通したものを使用しております。
②ぶりと大根を同じ鍋で煮る方法
【材料】
ぶりの切り身
大根、菊菜、ゆずの皮
【調味料】
酒、砂糖、みりん、濃口醤油
下処理の工程
【1】最初に、大きめの一口大に切ったぶりを霜降りして、うろこと汚れを取ってください。
霜降り手順につきましては≫「魚の霜降り方法と注意点!煮魚を美味しく作るための下処理」に掲載しております。
【2】次に、菊菜の葉を塩ゆでして約5㎝に切ってください。
【3】このあと、皮をむいた5㎝の大根の縦、横をそれぞれ1/2に切り分け、半月型にしてから、面取りをしてください。
■ 面取りが苦手な方は、ピーラーを使うと簡単です。
そして、米のとぎ汁で歯ごたえが残る程度にゆでたあと、とぎ汁の臭いを取るために大根を水にさらすと下処理完了です。
ここから水と調味料の分量を、お玉ではかりながら煮てください。
煮る工程
【3】霜降りしたぶりと5㎝角のだし昆布を鍋に入れ、お玉で水を6杯加えてください。
そして、酒を2杯加えて、ぶりの高さの2倍にしてください。
【4】このあと、強火にかけてアクを取り、ぶりに火を通して砂糖とみりんを1杯ずつ加えて、弱火で約10分間煮てください。
【5】そして、昆布を取り出したあと醤油1杯と大根を加えて、さらに15分間煮てください。
【6】このあと、火を止めて、そのまま冷ましながら味をなじませてください。
【7】最後に、鍋を火にかけてもう一度温め、菊菜を煮汁に通してゆずの皮と一緒に添えると完成です。
煮汁割合のまとめ
(容積比率)
水 | 6杯 |
酒 | 2杯 |
砂糖 | 1杯 |
みりん | 1杯 |
濃口醤油 | 1杯 |
※ 上記の分量を同じお玉で順番にはかってください。
③焼いたぶりをあっさり煮る方法
【1】最初に、包丁でうろこを取ったぶりのかまを大きめの一口大に切り分け、うす塩をあてて約30分間おいたあと焼いてください。
【2】次に、皮をむいて半月切りにした大根を面取りし、米のとぎ汁でやわらかくゆでたあと、水にさらしてとぎ汁臭さを取ってください。
【3】そして、鍋に水、ぶり、大根、だし昆布、かつお節を入れて、調味料も一緒に加えてください。
【水と調味料の割合】
水 | 500~600㏄ |
酒 | 大さじ1杯 |
みりん | 大さじ1/2杯 |
うす口醤油 | 大さじ1/2杯 |
塩 | 小さじ1/3杯 |
■ ぶりは一度焼いていますから余分な脂と水分が抜け、生臭さはありませんので、しょうがは入れなくても大丈夫です。
また、ぶりには塩味がついていますので吸い物程度の味加減にして、うすい場合は塩と醤油を増やしてください。
【4】このあと、ひと煮立ちさせてアクを取り、ぶりと大根が煮汁の中で動かず、静かにしている状態まで火をしぼって約20分間煮てください。
■ このときの煮汁の温度は約90℃です。
【5】そして、火を止めたあと自然に冷ましながら味をなじませ、もう一度温めて細く切ったゆずの皮を添えると完成です。
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【関連】
【参考】
今回は、ぶりに関連した料理内容をご紹介いたしました。
他の料理につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますので参考にされてはいかがでしょうか。