乾物のもどし方【身欠きにしんの下処理方法】
今回は身欠きにしんのもどし方をご紹介したいと思いますので、料理作りの参考にされてはいかがでしょうか。
身欠きにしんのもどし方
調理手順を分かりやすくするために、動画を作成いたしましたのでご活用ください
【身欠きにしんのもどし方はこの動画と同じ手順で完了します】身欠きにしんの名の語源・由来とは?Japanese food#和食レシピ日本料理案内所
米のとぎ汁につける工程
【1】最初に、本干しの身欠きにしんを米のとぎ汁にひたしてください。

【2】次に、汁を毎日新しいものに交換しながら3~4日かけて柔らかくもどしてください。
骨を取り除く工程
【3】にしんを十分にもどしたあと、腹骨を包丁ですき取り、血合い骨を丁寧に抜いてください。

■ にしんの骨は鯛や鯖と同じく、背と腹の間に細かい骨が入っています。
また、その横(背側)にも鮭と似た位置に骨がついていますので、こちらも抜き取ってください。

番茶でゆでて臭みを取る工程
【4】骨を抜いた「にしん」を煮たてた番茶に入れ、弱火で約30分間ゆでたあと、水にさらしてウロコを取りのぞいてください。

■ にしんの臭みが強い場合は数時間、水にさらしてください。

そうすると、臭みと脂が抜けて下処理が完了しますので、昆布巻きや蒸し煮、にしんなす等に利用してください。
≫昆布巻きの作り方手順
≫にしんの昆布巻きの煮汁割合
≫身欠きにしんの煮物レシピ
【作り方と調味料割合】
≫にしんの蒸し煮の作り方と煮汁割合
≫にしんなすの調味料割合
にしんは骨が多く、独特のクセがありますが「春告げ魚」という別名があり、お正月にも使う縁起の良い魚です。
≫おせち料理に
数の子や鰊(にしん)を使う意味と理由
≫昆布巻き、だて巻きなどを使う理由
≫年末年始に使える豆知識
【御節料理(おせちりょうり)とは?】
身欠きにしんの名の語源、由来
身欠きにしんは、もともと腹の身を欠(か)いて作ったのでこの名で呼ばれています。
■ 現在では腹の身をつけたまま干した「本干し(本乾・八分乾など)」と、半乾燥させて冷凍流通が主流の「生干し(五分乾・ソフトにしん)」があります。
【関連】
≫鰊、鯡(にしん)に関連した料理内容一覧
≫数の子の薄皮むきと下処理のコツ
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≫数の子や子持ち昆布等の塩蔵品の塩抜きに真水を使わない理由
≫おせち料理や正月関連の調理内容一覧
≫おせちと正月関連の料理雑学、豆知識
≫大みそかに年越しそばを食べる理由
【温そば・うどんだしの作り方】大晦日に年越しそばを食べる理由とは?Japanese food#和食レシピ日本料理案内所
【参考】
【シワを寄せないうすいえんどう豆のゆで方】この動画の手順で完了します・Japanese food#和食レシピ日本料理案内所
≫乾物のもどし方手順一覧
≫煮物の語源、料理用語集一覧
≫巻き寿司の失敗しない巻き方とコツ
今回は身欠きにしんのもどし方をご紹介いたしました。
他の下処理につきましては≫「食材の処理や下ごしらえなどに関連した料理内容まとめ」にも掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。