おせち料理や祝い膳に使う伊達巻き（だてまき）の意味とは？
料理の雑学、豆知識【和食の料理用語集】
伊達巻き（だてまき）とは
たまご焼きの一種。
正月料理の重詰めや口取り、折り詰め等に用いられる料理で「だて巻きたまご」ともいいます。
すり鉢で当たった白身魚のすり身に生卵を加えてよくすり混ぜ、だし、しょうゆ、みりん、砂糖などで調味してから卵焼き鍋に流し入れて焼き上げます。（すりおろした山芋を加える場合もある）
そして、巻きすや鬼すだれを使って焼いたものを巻いて渦巻き状に形を整え、巻いた状態が戻らないようにしっかりと冷ましてから切り分けます。
伊達巻きの名の由来
料理名の語源、意味、由来には諸説あり、渦巻き状に巻いた形が、伊達巻き（女性が着崩れを防ぐために帯の下にしめる幅の狭い帯）に似ているという説や、派手に振る舞う、見栄を張るといった意味で使う「伊達」という言葉からきているという説があります。
ちなみに、焼き上げた平たい状態のものは伊達皮と呼ばれ、これに寿司飯をのせて太巻き寿司の要領で仕上げたものは「伊達巻き寿司・伊達巻き鮨（だてまきずし）」といい、伊達巻きと同じように鬼すだれで巻いて表面に波形をつけることが多いです。
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