【じゃばらきゅうりの詳しい切り方手順】
今回は酢の物で使うことが多い蛇腹胡瓜(じゃばらきゅうり)の詳しい切り方と、失敗しないための細かいコツをご紹介したいと思いますので、酢の物の献立や和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。
胡瓜の切り方【酢の物の飾り切り】
蛇腹胡瓜の切り方とコツ
【1】最初に、胡瓜の両端を少し切り落として、色が濃いほうのかたい皮を薄くむき取ってください。
そして、胡瓜が転がるのを防ぐために両側の皮を平行に切り落とし、まな板に置いたときに動かないよう「安定」させてください。
【2】次に、胡瓜を切り離さないよう、包丁を斜めに傾けた状態で約1㎜間隔の切り込みを入れてください。
このあと、同じ角度を保ったまま、胡瓜の端から端まで切り進んでください。
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【3】そして、胡瓜を裏返して同じ要りょうで切り込みを入れてください。
蛇腹胡瓜の切り込みを入れるときのポイント
切り込みは、胡瓜に対して包丁が斜めに「半分強」入った状態で切り進んでください。
【胡瓜の表裏から切り込みを入れた断面】
【切り込みどうしが重なっている部分】
【4】このあと、蛇腹胡瓜を真水の中で軽く振り洗いし、深く切り過ぎた部分の切りくずを取り除いてください。
■切り込みが上手く入っている場合は、このときに余分な切りくずが水にでてこないです。

切り込みを入れ過ぎた失敗例
深く入れ過ぎた切り目どうしが重なっていると、洗ったときに切りくずが沢山でます。
その結果、皮がボロボロになり、見栄えが悪くなりますので注意してください。
【5】蛇腹胡瓜を食塩水(立塩)に浸して、しんなりとさせてください。
【目安時間】
30分以上浸しておくと、しんなりとします。
■ 胡瓜に昆布の旨味を加える場合は、この中に「だし昆布少量」を入れてください。
※ 塩味が強過ぎた場合は、うすい食塩水につけ直すと塩分が抜けます。
【6】最後に、胡瓜を食べやすい大きさ(1/12程度)に切り分けて、器に盛りつけると写真のようになります。
■ 上記の写真は梅酢漬けのしょうがをあしらいに添え、しょうがのしぼり汁を忍ばせた加減酢をかけております。
【他の使用例】
■5月の献立■
もずく酢、車海老かぶと
蛇腹胡瓜、しょうぶうど
【追記】
■ 同じ方法で包丁をまな板に対して平行に動かしながら、切り離さないように「牛肉」に切り込みを入れると、焼肉でよく見かける網状の肉が作れますので、そちらでも参考にされてはいかがでしょうか。
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【手順がわかると簡単に切れる】
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■家庭用冷凍庫で簡単に作れて、七夕飾りと組み合わせられる夏の盛りつけ演出につきましては≫「涼しさを演出する氷器の作り方、刺身を盛りつけるまでの手順とコツ」に掲載しております。
≫胡瓜の色出し方法【基本手順】
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≫各項目別の切り方手順
≫料理別の切り方一覧
【参考】
他のレシピ等につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違う飾り切りでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。