【より人参の作り方とわさび台の活用法】
今回は人参を使った飾り切りをご紹介したいと思いますので、刺身飾りや酢の物、先付けなどの盛りつけの参考にされてはいかがでしょうか。
刺身に役立つ【より人参の作り方とわさび台の活用法】
■ より人参の「より」は、糸を縒る(よる)のと同じ意味です。
より人参の作り方手順とコツ
【1】最初に、人参を長さ5㎝に切って、皮を円柱状にむいてください。
そして、厚さ1㎜弱で「桂むき」をしてください。
【関連】
厚さのポイント
この桂むきが薄すぎると、繊維の力が弱くなり、きれいに丸まりません。
また、逆に厚いと、箸で形をととのえる工程でポキポキと折れてしまいますので注意してください。
【2】次に、むいた人参の芯側がまな板に接するように広げて、斜めに細く切ってください。
■より人参をバネ型に仕上げるときは、この段階で細長く切り分けてください。
そして、ゆるやかに丸める場合は短く切ってください。
【3】このあと、人参を冷水にサッとくぐらせて、丸まる力を利用しながら箸で折れないように巻いてください。
↓↓↓
【4】そして、一度巻いた人参の向きを変えて、逆側からも同じ要りょうで巻くと完成です。
■ 人参を切るときに間に切り込みを入れると、形に変化がつけられます。
【使用例①】
鶏むね肉の青ねぎソースがけ
平たけ、青じそ、より人参、レモン
【使用例②】
生きくらげのお造り
より人参、みょうが剣、大葉、わさび
折れてしまう場合の対処法
桂むきが厚くなり、ポキポキと折れてしまう場合は巻きつける箸を太いものにすると、丸まり方はゆるやかになりますが折れずに作れます。
より人参を作るときの注意点
人参を細く切ったあと、水に長時間つけると、繊維がパリッとなりすぎて折れる原因になりますので、くぐらす程度にしてください。
そして、人参をパリッとさせる場合は箸で形を作ったあと、霧吹きで水を吹きつけ、ぬらして軽くしぼったキッチンペーパーをかけてください。
そうすると、形が長持ちします。
人参の切り端を利用したわさび台
上記の工程【2】で人参を切り分けたときの両端を軽く丸めると「わさび台」に使えます。
また、他の食材でも応用がきき、盛りつけ飾りとしても使えますので参考にされてはいかがでしょうか。
しょうがの使用例
【酢の物】
鳥貝と剣先いかの緑酢
いくら、よりしょうが
注:包丁には十分注意して手をけがしないように仕上げてください。
【関連】
≫人参の飾り切り一覧へ
≫胡瓜の飾り切り一覧へ
≫簡単な飾り切り一覧を見る
【参考】
今回は人参の飾り切りをご紹介いたしました。
他の切り方につきましては≫「野菜の飾り切り【100選】切り方とコツ一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違う飾り切りでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。