鮨、鮓、寿司(すし)【すしの語源とその歴史】
料理の雑学、豆知識【和食の料理用語集】
鮨、鮓、寿司【すしとは?】
魚を飯とともに漬け込み、発酵させて酸味を生じさせたもの、または酢などで調味した飯に魚介や野菜等を加えた料理のことです。
すしは「酢し」の意であり、女房詞(にょうぼうことば)では「すもじ、おすもじ」といいます。
すしの歴史
歴史は古く10世紀初めの延喜式(えんぎしき)によれば、魚肉や貝類を塩漬けして発酵させ、自然に酸味を生じさせたものをさし、一種の保存食でした。
■ 延喜式とは、平安時代中期ごろにまとめられたもので、法令を集めた書物のことです。
慶長年間(1596~1615)に入って発酵を早めるために飯を用いた「なれずし」が現れ、さらに、飯に酢を加えてより早く作る方法が考案されていきます。
そして「早ずし、一夜ずし」と呼ばれる現在の「押しずし」の原型ができ、飯もいっしょに食べるようになりました。
この早ずし、一夜ずしよりも手軽に作れる握りずしが考案されたのは江戸時代後期のことで、発酵させたり押したりする必要がないため、現在では握りずしや手まりずし、ちらしずし、太巻き、細巻き、家庭でも簡単に色々な具が楽しめる手巻きずしなどが、すしの主流になります。
すしの種類
種類は調理方法から、なれずしと早ずしに分けられますが、現在のすしは握りずし、巻きずし、押しずし、ばらずし、ちらしずし、てこねずし、蒸しずし、いなりずし等そのほとんどが早ずしに属します。
≫穴子の棒寿司の作り方
また、なれずしでは滋賀県のフナずしが有名で、このほかにも各地方に名物ずしが数多く存在するため、すしの種類はたくさんあります。
鯛料理【飲食店で食べなくても家庭で作れる鯛のお寿司】基本調理と豆知識・Japanese food
【意外と簡単に作れる5月の献立かぶといなり寿司】端午の節句・Japanese food
≫巻き寿司のコツ!
失敗しない巻き方と破裂させないポイント
≫巻き寿司の具と材料50音順一覧表
≫すし飯の作り方とコツ
【基本手順と合わせ酢割合(米3合分)】
≫米の水加減について
≫ご飯を意味する舎利(しゃり)の語源
≫巻き寿司のすし飯を
広げる方法【破裂させないコツ】
≫細巻きずしの作り方
≫細巻き寿司を花型にする簡単な方法2つ
【寿司の花盛り方法】今回は「細巻きを花型にする方法」を利用した盛りつけの応用例をご紹介したいと思いますので、寿司の飾りつけや和食の献立にお役立てください。
≫手巻きずしの作り方
≫裏巻きずしの作り方
≫三つ巴ずしの作り方
≫手まり寿司の作り方
≫みょうが寿司の作り方
≫たけのこ寿司の作り方
≫亀寿司の作り方
≫きのこ寿司の作り方
≫ひな寿司の作り方①
≫ひな寿司の作り方②
≫いなり寿司の作り方
≫いなり寿司の飾り細工
5月の献立【かぶと寿司の作り方】
≫うなぎ寿司の作り方【基本手順】
【その他の寿司関連】
≫巻き寿司のあわせ酢割合
≫握り寿司のあわせ酢割合
≫ちらし寿司のあわせ酢割合
≫醤油をつけない握り寿司のあわせ酢割合
≫新しょうがの甘酢漬けの作り方
甘酢の調味料割合【新しょうが 200g分】
≫笹の葉の細工切り
【手順がわかると簡単に切れる!
寿司や刺身に役立つ飾り切り方法】
【笹の葉の基本的な飾り切り方法】簡単でよく使われる切り方の動画です・Japanese food・decorative cut
≫開き穴子の下処理方法とコツ
【骨、ひれ、ぬめりの取り方手順】
≫煮詰め(につめ)の意味
【関連】
今回は本サイトや姉妹ブログでご紹介しております料理用語をまとめましたので、献立作成や和食調理の参考にされてはいかがでしょうか。和食の語源、意味、由来【項目別の料理用語集一覧】■各 料理用語に移動いたします。
≫献立別の料理用語集一覧へ
≫和食の献立名、それぞれの意味と特徴
覚えておきたい飾り切り方法とコツ一覧【野菜の飾り切りと細工料理301+30種まとめ】料理によく使う野菜の切り方や簡単な飾り切り方法、細工切り等を集めましたので季節演出や盛りつけ飾りの参考にされてはいかがでしょうか。飾り切りと料理作りに必要な切り方※包丁には十分注意してケガをしないように仕上げてください。
【茶懐石料理とは!】
≫茶懐石料理の由来、献立の名称と順番
【会席料理と懐石料理】
≫2つのかいせき料理の相違点とは!
【料理用語関連】
≫料理の雑学、豆知識一覧
【あ段~わ段】
【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】
【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】
≫料理用語集 50音検索
【参考】
≫閲覧数が多い記事一覧
≫飾り切り方法と細工料理
≫料理別の調味料割合を見る
他の料理内容やレシピ等につきましては≫「本サイトの料理内容一覧」に掲載しておりますのでお役立ていただければ幸いです。
次回は違うメニューでお目にかかりたいと思います。最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。